うずら物語

作画 林山キネマ
【解説】
伊達政宗が京都に来た時、鳥屋の店先で良い鳴き声の鶉を見つけた。
暴利を得ようとする鳥屋は、鶉の値段を聞いた貞山公に「50両なり」と吹っ掛けた。
それを聞いた政宗は、小式部内侍の大江山の歌「そこ退け」の名歌を詠んだ。
「立ち寄りて聞けば鶉の音は高し、さても欲にはふけるものかな」
即座に名歌が口を衝いてでたため鳥屋は大いに恥をかき、無償で鶉を献上することとなった。

貞山公・・・・伊達政宗は没後は貞山公と尊称された。
歌には2つの意味がある。
①鶉は音は高し さても善くに耽るのかな
②鶉の値は高し さても欲には啼るものかな
【原書】「鶉の飼ひ方」 著者【農業世界編輯局】1942年出版