うずら物語

【解説】
大福餅の起源となる和菓子。
鶉の丸くふくらかな姿を表現したもので、後に「はらぶと餅」と言われた。
皮は薄く、餡は赤小豆に塩のみ入れて、ただ大きく作るだけである。
後に形を 小さく作り、こし餡に砂糖を加えたものを大福餅というようになった。
餡に砂糖がない鶉焼き(鶉餅)は次第に衰退し、大福餅が主流となり現代に至る。
【原書】「嬉遊笑覧.下」 著者【喜多村信節】1830年成立