うずら物語

【解説】
松平伯耆守(松平宗秀)の家中に飯塚検校という人がいた。
鶉を献上して、検校の位を得たところから鶉検校という仇名がつけられていた。
鶉が1000両で売れたようなものなので、無類の高値だと評判になったそうだ。
【解説】
検校・・・盲人の最高位の名称。盲官位の売買は公認されていた。

【原書】「鶉を家庭へ」 著者【平山美佐男】1917年成立